千歳の防空壕

1959 年生まれの私は、1966年に小学校に入学し、自転車を買ってもらった。自宅から青葉公園の向こうの真町に同じ年頃の親戚が2人いたので、夏休みによく自転車で遊びにいった。

ある日、その親戚二人と、青葉公園にある私の知らない秘密基地に連れて行ってくれることになり、昼なのに懐中電灯を持って出かけた。ちなみに、当時の道路事情は、国道ぐらいしか舗装されてなくて、ほとんどの道路には街灯もなく、歩道と車道の区別もない。さらに、車もあまり走ってない。雨が降ると道路は水溜りだらけになって、夜安全に歩くために、みんな懐中電灯を照らして歩いていた。で、青葉公園の秘密基地に着くと、山の斜面に人が掘った穴が空いてて、入り口には、丸太で柵があり、「立ち入り禁止」の立て札があり入れないようになっていた。でも、厳重じゃないので、簡単に入ることができた。

結局そこは、自分達で作った秘密基地じゃなくて、第2次世界大戦中、千歳に空港があったので空襲を恐れた町民の防空壕だった。1945年に戦争は終わってるので、まぁ、20年程度たってる防空壕だった。

懐中電灯をつけて入ると、いきなり、コウモリがいて、外は晴れてるのに、湿度が高く、さらにカビ臭く、とても奥に進む気はなく、すぐ出てきた。以後、ドラマや映画でこの種の狭いトンネルやコウモリを見ると思い出す。今回も、Netflix の Strange Things を見て昔を思い出した。

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